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父親が弟達を使って無月対策を企んでいる頃、※※は父親から渡された地図を頼りに山道を歩いておりました。
道は普通の人なら少し足元をすくわれてしまいそうな足場の悪い山道でしたが、そこを※※はまるで小鹿のように軽やかな足取りで歩いていきます。
鼻歌を歌いながら道を歩く※※の機嫌は水を得た魚のよう…生まれてからこの方、家のある山以外へ出掛けたことが無い※※にとって、今回は初めての知らぬ地への遠出や親戚との対面は楽しみで仕方ないのです。
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