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鏡界高校
そこは優等生のみが入学を許される難関高校。偏差値は70以上。もちろんこの高校は難関大学合格者も多数出している。
その中の高校生、城山章はごく普通の高校生。成績は普通。友人にも恵まれ、不自由のない高校生活を送っていた。
ある日の放課後、章はがら空きの教室で一人、今日の授業の復習をしていた。
「うーん、ここはテストにでるからしっかり押さえておこう」
奮闘する章。すると突然、天井から何かが落ちる。章は物音に気付き、周りを見渡す。章が音がした方へ歩くと黒いカード入れのようなものを見つける。
「ん?・・なんだ・・これは・・」
すぐさまそれを拾い上げる
「カードデッキ?誰かの落し物か?だとしたら明日、先生に届けよう・・・」
そう判断した章はデッキをブレザーのポケットにしまい、教室を後にした。
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