0人が本棚に入れています
本棚に追加
あの日から、世界は変わった……
少なくとも「俺は」そう思う。
2100年――
俺達の世界に一つの爆弾が落とされた。
それは、誰かを殺したり、大切なモノを壊すものではなかった。
「アイディア」だ。
当時の世界各国では、その発表される一瞬、全ての人類が驚愕した。
一世一代の発明……
身体の中に「コア」を組み込む。
機械を身体の中に組み込むことは可能であったが、細部つまり「細胞」に組み込むことが不可能に近かった。
それもそうだ。
拒絶反応がでるとか、もし出来たとしても、遺伝子が変異し「新種のガン細胞」が誕生してしまう。
致死率100%、被験者は何人もその為に命を落としてしまう。
誰にも知らされないまま、死んで行くのだ。
最初のコメントを投稿しよう!