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不信感たっぷりの俺の顔を、数秒みんなで見つめた後、みんなで神妙な顔になった。
「え、流鬼?どうしたんだ?」
また違う男が問い掛けてきて、聞き慣れない言葉を繰り返した。
「流鬼…?」
流鬼って、なんだ?
懐かしいような、くすぐったいような言葉に首を傾げると、四人の男は困惑した顔をした。
「え…流鬼、頭打ったとは言え大丈夫か?」
「だから、流鬼ってなんだよ。お前ら、誰だ」
苛々が募って言ってみた。
今度は驚愕の表情を浮かべる四人に、ますます不信感を募らせる。
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