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洗面所で手を洗ってからふと見上げると、鏡の中からこちらを見る自分の顔を見つめる。
「なにか変わったか?」
顎に手を当ててみる。
鏡の中の自分は間抜けな表情で、まるで猿のようにも見えた。
「はーやーくっ!!」
リビングから娘の声が響いてきた。
慌ててタオルで手を拭く。
「………」
今日あったことを思い出す。
俺はよしっ!っと心の中で気合いをいれてからリビングに向かった。
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