輝く街の片隅で
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「あ、ちょっと待って。 お手洗い。」 店先で、思い出したように諭は店内へと戻っていく。 芽衣子は華やかなイルミネーションを眺めながら、諭を待つ。 クリスマスプレゼント、か―― 先程のペンダントに想いを馳せながら、ふう、と白い息を吐いた。 ボーナスが出たら買いにこよう、と自分を慰めているうちに、諭が足早に戻ってきた。
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