闇からの悲愴
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家賃5万円の小さい部屋の中、男の小さな声が清み渡る。 「……よし、もうすぐだ……」 部屋は携帯電話の画面から漏れるほのかな光とカーテンの隙間から射す月の光だけでほとんどが暗闇である。 「……あとは誰かからデコログの更新通知がきたらOKだ」 そんな中、男は携帯をいじりながらボソボソ独り言を言っている。 携帯からの青白い光を帯びたその表情は、わずかに笑みを含んでいた。
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