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チューニングは楽器を吹く、叩くことにおいてとても大切です。
まず、音合わせには4つの意味があります。
①楽器の持つ音程の歪みを正す。
鍵盤楽器は調律された音を任意で変えることはできないし、弦楽器は任意の音程で自由に出すことができます。(強いて言えばトロンボーンも。)
しかし管楽器は非常に厄介で、固定された音もでないし、あまりに自由に音程を変えるわけにもいきません。
演奏者の上達の程度によっても変わるし、楽器のメーカー、リードやマウスピース、皮によっても変わります。
楽器の構造上の条件を変えてある音を修正すると必ず他のいくつかの音が付随して変わってしまいます。
これを支配音群といいます。
②平均律に合わせる。
通常のオルガンやチューナーは平均律で表示しています。
(平均律とは・・・ピアノなど鍵盤楽器によく用いられる全ての音程が均一になるように平均的にずらしてあるもの。ずれは少ないが、全ての音が少しずつずれている。)
平均律の各音は各調の主音を定めるのに使うので、これらの音が出せないと困ります。
初心者はまず、すべての音をチューナーの真ん中で音を出せるようにするべきです。
③その楽器の持つ調に合わせる。
管楽器はその管な持つ性質と構造から固有の調整を持っています。
その認識に立ってその楽器の音階の正しい在り方を指示します。
④その楽曲の調に合わせる。
いうまでもなくその調の純正調に合わせることです。とは言ってもこれが一番正しいのですが、ほぼ不可能と言っていいことで、他の曲などを練習するかもしれない。効率が悪いやり方ではあります。
しかし一番綺麗な音楽が出来ます。
個人レベルで音階練習の時に訓練するべきでしょう。
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