トイレの神様

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 「うわあ~、ヤバイヤバイ」  サラリーマンの運個盛太郎は焦っていた。生まれて初めて…そう言っていいぐらい焦っていた。 今は出社途中の満員電車の中。盛太郎はかつてないほどの便意に襲われていた。 降りる駅までは1時間弱、とうてい我慢出来る時間では無い。  どうしよう、どうしよう。いつもならば会社か同僚に電話して遅れる旨を伝え、途中下車すればいい。しかし、今日という今日はそれも不可能だ。  「ん~、あああ~。苦しいけど気持ち良いよ~。」  思わず独り言を呟く。そうスカトロマニアの盛太郎はウンコを我慢することで快感を得られる変態である。そして今日こそは徹底的にそれを楽しむ決意をしていた。故に途中下車は出来ない。  ガタンゴトンガタンゴトン…  「おうっ、ああああっ!はぁはぁ…待てぇ~…まだ…まだ顔は出すなよぉ…」  電車の振動が腹に刺激を与え、それに答えるかのように肛門がヒクヒクとうごめく。まだ若干の余裕があるものの(ここから出せ❗出してくれ❗)そう叫ぶウンコの声が盛太郎には聞こえていた。
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