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―翔太郎、 (あぁ、まただ。) ―翔太郎、 (また、呼ばれている。) なぁ、暗闇の中で俺を呼び続けるのは誰なんだ? ―翔太郎! 目を開いた・・・・・。 「起きたかい?翔太郎。」 (また、だ。顔がない。) かれこれ何回目だろうか? 顔のない登場人物が出る夢を見るのは。 「・・・お早う、――。どうしたんだ?」 そして、少年の名前を口にしているはずなのに聴こえない。 「キミは知っているかい!?カレーという食べ物を!!」 俺が、少年に答えを返す前に場面が変わった。
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