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「翔太郎!!」
「左!」
「翔太郎ォ!!」
顔のない、男と青年と少年が俺に向かって必死に手をのばしている。
辺りは、火の海だ。
「―!―!―!」
俺も懸命に三人に手をのばしている。・・・名前を死に物狂いで叫びながら。
そこで、爆発が起こり俺の身体は下へ下へと落ちていく。
「お前は、風都を護る風であれよ、――。」
俺は、そう言って笑い、少年らと別のほうへ走り出す。
『JOKER』
『切り札』を手に
「嫌だァァァァア!翔太郎ォォォォオ!!」
少年の悲痛な声を背に・・・。
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