ある日

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またある日、父さんが僕が好きなツバキの花を持ってきてくれました。 父さんは部屋の隅に座っている僕に笑いかけて、花を置いて部屋を出ていきました。 ドアが閉まると同時に僕はツバキに駆け寄りました。 花に顔を近づけ、大きく息を吸います。 花粉の香りが僕を満たしていきました。 特に目立った香りもせず、静かにいつの間にか蕾を開き、静かにいつの間にか花ごと散っていく。 僕はそんなツバキの花が大好きです。
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