ある日

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割れたガラス なだれた本たち ひっくり返った椅子 座り込む僕 僕を囲むツバキ。 ほんのりとツバキの香りがします。 どうやらツバキの花にも香りはあったようです。 今日も部屋には物のぶつかり合う音や何かが割れる音が鳴り響きます。 僕はまた足枷になってしまいました。 僕の周囲には、父さんが持ってきてくれたたくさんの綺麗なツバキが咲き誇っています。
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