爪楊枝

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とある国のとある山奥。 昔からそこに住む、炭鉱で働く男が、昼飯を食べていた。 食べ終わったはいいが、歯の隙間に何かが挟まって違和感が拭えない。 そこで男は傍らの木から一枝手おると、そこから丁寧に一筋の木片を取り分けた。 それを歯に当てると歯の間に詰まったものを丁寧に取り出し、木片ごと捨てた。 しばらくすると鳥が飛んできてその枝をついばむと巣材にするため持ち去った。
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