観察の恋

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いつもと同じ静かな1日にしようと思ったとたん 「やまざきぃぃーー!!」 これだ…… 泣きたくなるのを我慢し走り出した 「ハァハァ…や、山崎です」 息を整えながら言うと 「入れ」 と、とても単調なものだった 「失礼します」 そう言って入った途端… 「ゴホッケホッ」 煙草の煙にむせた 「副長ー部屋の窓ぐらい開けて下さい」 言われた方は動く気配がないので仕方なく部屋奥の窓を開けた すると煙草の煙が一気に窓の外へ消えてた 「で、何の用ですか?」 「煙草…ケホッ」 「もう、駄目ですよ副長口開けて下さい」 渋々口を開けると 「…あ―やっぱり喉張れてる、もう煙草は駄目ですよ」 当たり前の用ですよとでも言うように部屋を出て行った
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