観察の恋

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「やまざきぃぃー!!お前どこ行くんだよ!!話は終わってねぇぞ!」 部屋から土方の怒鳴り声が聞こえ山崎は 「そんなに怒鳴んなくても聞こえてますよ」 そう言って戻ってきた山崎が持ってたのは お茶とのど飴だった 「副長、喉痛めてるでしょ?煙草吸うんでしたらコレ舐めて下さい」 そう言いながら机の上に置くと土方は小さく息を付いてのど飴の袋を開けた 「舐めりゃ良いんだろ」 渋々と飴を口に放り込むとタバコは?!とでも言うように山崎を睨みつけた その様子を見た山崎は小さく出そうになったため息を我慢し胸ポケットからタバコを取り出した 「コレ俺のですけどどうぞ」 言いながら机の上にタバコを放り投げ思い出しように言った 「言っておきますけど、副長が吸ってるのよりキツいので吸い過ぎちゃ駄目ですよ」 話を聞いた土方はわかったよとでも言うように手を振りながら書類との睨めっこに戻っていた
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