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「や、やだなー、俺は別に真希ちゃんのこと好きとかじゃないし…
…かっ、可愛いとは思うけど!そういうんじゃないし?…うん。
へっ、へぇー?落ち着いてて一途な硬派?
あはは、俺と正反対ダナー……
…うぅっ」
「正反対だな。無理だな。」
「お前には情ってもんがないのかよっ!ここは普通なら【そんなことない。大輝ならいけるって】とか言って俺を元気づけるシーンだろ!」
つい3秒前まで分かりやすいほど落ち込んでて、たった一言で一気に怒りのボルテージが上がる奴なんかに情をかけたらもったいないだろ。
大輝が廊下で大声を出して喚くもんだから、周りの好奇な目線が集まってる。
…はぁ。
「どうでもいいから、行くぞ」
「あっれぇーー?やっぱりモトも興味あるんじゃんっ!さっすがチャラ男!」
こういうところがウザイよな。
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