序章

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後から現れるようにして木陰から顔を出し邪鬼の下に馳せ参じた 水菜「水菜、只今戻りました邪鬼殿!」 時雨「水菜!遅かったじゃん心配したよ」 帰りが遅いと待ちわびていた親友が抱きついてきて少し焦る それを見て苦笑いする 邪鬼「ハッハッハッ!たく、お前等は何時見ても仲良しだな二人とも!」 時雨「邪鬼様、私をバカにしてるのですか?」 邪鬼「いや、バカになどしておらぬ、ただ懐かしく思うてな…」 時雨「懐かしく?」 水菜「邪鬼殿、それは一体…」 問に答えず山の方を眺め心地いい風を感じながら背を向けて報告を待った 水菜「我らの仲間が次々と任務失敗し大怪我負って帰ってきたものがただ一人敵の正体を伝えに息絶えました!」 邪鬼「そうか…また一人絶ったか……で敵の正体は?」 水菜「相手は邪鬼殿に因縁ある伊賀朧の里首領城戸宇城夜率いる忍群と思われます!」 物静かに報告淡々と聞き終えた 邪鬼「我等も出るぞ!時雨!」 時雨「はっ!」 邪鬼「各地にいる甲賀忍群を呼び戻し伊賀との決勝だ迎え討つとな召集せよと伝えて来い!」 時雨「ははっ!」 いきよいよく駆け抜けて行く、各地にちらバッタ仲間の下へ急けた後二人残った 邪鬼「お主は来なくても良い……後に戦いずらくなるだろう」 水菜「…私は……例え相手が曾祖母であっても共に行くます!」 邪鬼「やはり…水菜、お主は我が友零羅と積極的」 邪鬼が言った言葉の意味は…
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