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特別な言葉

「色々考えたの！
　【さときち】も考えたんだけど、前呼ばれてたなら却下でしょ。
　後はね、【諭】を音読みして【ゆーちゃん】とか、
　可愛いのが嫌なら――」

今度は、諭が芽衣子を抱きしめていた。

諭は、芽衣子が可愛くて堪らなかった。

「芽衣子さんが付けてくれるなら、俺、何でも良いや。」

芽衣子も諭の思いに応え、諭の背中に手を回す。