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本当は誰も居ないフロアに行きたかったけど移動してる間に着信が切れたら嫌だから通話が出来る場所で急いで出た
「苦しいんですか?大丈夫ですか?すみません、切ります」
「違っ……違うから……切らなくていい…ちょっと走っただけ…」
私は息を整えながら近くの椅子に座った
「そうですか…良かった……じゃないですね、走らせてすみませんでした」
「大丈夫……電話、出たかったから…塾は?周り賑やかだね?」
湊の声に混じって、沢山の高い声が聴こえてきた
きっと同い年くらいの年代の声だろう…
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