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「治療…なんだけどな…」 「アタシ…受けねー。 受けないよ…。 悪あがきしたくねーよ…。 最期までアタシらしく生きさして?」 父ちゃんの言葉を遮るように言った。 父ちゃんは、しばらく考え込むように 自分の手元を見つめていた。 「ダメ…かな?」 この空気に居心地が悪くなって アタシは父ちゃんに声を掛けた。
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