序章

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暗い 暗い 暗い … [いたかっ!?] [いませんっ!] 誰ヲ捜シテイルノ? [早く探せっっ!] 【ドォンッ!!!】 「探したよ…、やっと見つけた…。」 アナタハ ダ レ ? 【ジリリリリr(ガシャンっ】 五月蝿い… 服を着て、鏡を見る。 寝癖だらけだな…、 短髪の真っ黒い髪。 鏡に映る俺は、まさに男だ……、 今に始まったことじゃねぇか、 溜め息をついて、モノクロの部屋から出る。 部屋から出て、階段を降りると珈琲の匂い… 「おはよう、朱雀(スザク)。」 目の前には、モーニングコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる、綺麗な男が座っている。 「…おはよう。」 相変わらず、無愛想だなぁ~、 一瞬目を向け、それだけ言うと彼はまた新聞に目を向けてしまった。 「今日の仕事は?」 「宝石店に隠されてるブラックダイア。」 新聞を読みながら、彼は興味が無さそうに言った。 「今回は、どんな理由?」 新聞を読んでいる彼は、新聞をたたんで俺を見た。 .
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