34人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぁっ、鵲先生!!聞いて下さいよぉ~、網羅ったら…」
【バコッ】
俺の後ろには朱雀がいた。
「チャイムがなったのが聞こえなかったか?」
松永を出席簿の角で叩くと、冷たく言い放ち、俺達を睨んだ。
「「すみませんでした。」」
朝とは違う…、
殺気に満ちた睨みには、俺も松永も素直に謝るしかなかった。
「罰として、放課後少し残りなさい。」
「「え゙っ!?」」
「分かったな?」
「「……ぁい。」」
はぁ、
松永、てめぇ一生恨む。
朝のホームルームも終え、俺の周りには女子達が……、
「鷹凪くんっ!!放課後時間あるかな?」
「ぁの、土曜日遊ばない?」
「鷹凪くん、お昼休みに話が…、」
はぁ、
面倒くさい。
「ごめん、放課後は鵲んとこに行かなくちゃだし、土曜日は松永と遊ぶ予定、お昼休みは弁当食べたいから、」
「じゃぁ放課後、待ってるからっ」
「私も松永くんがいてもいいよ?」
「じゃぁ一緒にお弁当食べよう?」
あーーー、
だからさぁ…、
「鷹凪、ちょっと手伝え。」
.
最初のコメントを投稿しよう!