48歳・二郎への対策

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「ほんとね。ハルミさんも来たら、コーヒーを淹れて食べましょう!」 私が言うと、多佳子は笑顔で頷いた。 それから少し経ってハルミも出勤してきたので、私たちは朝から優雅なコーヒータイム。 この仕事は午後や夜に比べ、平日の午前中は時間に余裕がある。 朝っぱらから相談や入会の手続きに来るお客様は少ないからだ。 だからこんなふうに、女3人で優雅な時間を過ごせる機会も少なくない。 もっとも美味しいお茶菓子の差し入れなどは滅多にないので、ほとんど自分たちの自腹であったが……。
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