15095人が本棚に入れています
本棚に追加
二郎の力説はまだまだ続く。
私たちスタッフは顔を見合わせる。
『お見合いの件をアヤさんに話したところ、彼女は不機嫌になりました。私に気がある証拠だと思います! だから期待して待ちたいと思います。私は彼女を愛してるんです』
多佳子とハルミはクスクスと笑い始める。
笑ってしまっては失礼だし不謹慎なのだが……
あまりにも真剣な口調で、愛の決意表明を店の留守電に吹き込むという行為に、つい笑ってしまうのだ。
最初のコメントを投稿しよう!