店長カウンセラー・結子の秘密

13/14

15095人が本棚に入れています
本棚に追加
/1041ページ
結局、誰とも話さず酔っ払ったままベッドに倒れこみ、いつの間にか眠っていた。 翌朝――。 (い、痛い。頭がズキズキする……昨夜は飲み過ぎた……) 重たい頭と身体を引きずるようにしながら、私は何とか出勤した。 自分の席に着き、多佳子が淹れてくれたコーヒーを飲む。 優雅なコーヒータイムのある仕事で良かったと、二日酔いの頭でしみじみ思った。 が、そう思った直後にお店の電話が鳴り、私は受話器を取る。 「ありがとうございます。ハート・マリッジ○○店です」 「会員の鬼山ですけど。店長さんですか?」
/1041ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15095人が本棚に入れています
本棚に追加