モテない男たち……お見合い奮闘!

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私がそう伝えると、亜瀬利は憮然とした顔で言う。 「明日まで待つんですか? 今、ちゃっちゃと確認してくださいよ」 「申し訳ありません。規則ですので、どうか今日はお引き取りください」 「ふうん。仕方ないなぁ。もっと気の利いたシステムにした方がいいと思うね」 亜瀬利はそんな捨てゼリフを残して、店を立ち去る。 私は年上の亜瀬利に言われ放題だった。 が、お客様なのだし、そこは私が堪えるべきところ。 私は気を取り直して、百合絵のところへ行った。
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