モテない男たち……お見合い奮闘!

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普通だったら遠慮するところだが、真座近の母親はピシャリと言う。 「では、事務室で待たせていただきます!」 私は仕方なく彼女を事務室へと案内した。 多佳子が麦茶を出し、ハルミも丁寧に挨拶する。 そのあとは長い沈黙――。 すでに二人のお見合いは始まっていて、母親は気が気じゃないらしい。 世間話をしようにも、母親のピリピリムードが伝わってくるので、話しかけにくい。
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