智樹と百合絵のお見合い

12/20
前へ
/1041ページ
次へ
「島田さんはそんな心配しなくて大丈夫だと思いますが、百合絵さんのお気持ちを確認してきますね」 「はい、お願いします」 「それで交際成立の場合は、今からデートしますか? それとも後日にしますか?」 「もし百合絵さんが構わないなら、僕は今からでもお願いしたいです!」 「わかりました。では確認してきますので、少々お待ちくださいね」 やっぱり智樹の想いは強そうだ。 私は彼のことを応援する腹を括り、百合絵のブースへと向かう。 「失礼します」と声をかけて中に入ると、百合絵はハンカチで目元を押さえていた。
/1041ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15096人が本棚に入れています
本棚に追加