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「私が泣いても智樹さんは嫌な顔を見せず……本当に温かい人だと思いました」
「百合絵さん、良くわかったわ」
私は笑顔で大きく頷き、言葉を続ける。
「この後どうしますか? 智樹さんは今日のデートを希望してるけど……百合絵さんはクタクタよね?」
「いいえ、大丈夫です! 疲れてません!」
智樹と会うまでグッタリしていた百合絵は、水を得た魚のようにイキイキとしていた。
「じゃあ、今からデートでいいですか?」
「はい、お願いします!」
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