智樹と百合絵のお見合い

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「あ、そうでしたね。すみません、お断りでお願いします」 もはや百合絵に迷いはなさそうだったが、私は念のために告げる。 「一人に絞らず、お二人にOKを出しても構いませんよ」 「いえ、細見さんはお断りでお願いします」 百合絵の言葉は、たたみかけるような即答だった。 やっぱり完全に迷い無し! 哀れな細見……。 やっぱりココは弱肉強食の世界――。
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