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「わかりました、店長さんの言葉を信じますよ。では、百合絵さんの遠慮を説得してくださいよ」
「ですから遠慮なんかじゃなくて……」
「縁を結んでくれるのが仕事でしょう? 僕と百合絵さんの縁もしっかり結んで欲しいもんですね。縁があってお見合いまでしたのですから」
亜瀬利の言葉を聞きながら、私は頭を抱えてしまった。
(縁があってお見合いしたんじゃなくて、百合絵さんに無理矢理頼んだのよ~。厚意が裏目に出てしまってる……どうしよう……)
こんなふうにゴネられたのは初めてだ。
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