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私はそれまでの強い口調、冷静な口調を変え、出来るだけ優しい声で言う。
「はい、努力させていただきます。一日も早く亜瀬利様に喜んで貰いたいと思っております」
「百合絵さんよりキレイな女性でお願いしますよ。ハッハッハッ!」
最後に高笑いを響かせて亜瀬利は電話を切った。
私はもう疲労困憊。
どうして最後に「ハッハッ」と笑えるのか。
やっぱり亜瀬利の感性は理解できない。
時計を見ると12時半過ぎ、30分以上も彼と話していたことになる。
「店長、本当にお疲れ様です」
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