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多佳子が冷えた麦茶を出してくれた。
それをゴクゴクと飲み、喉の潤いと同時にスタッフの気遣いに癒される。
「亜瀬利さんの電話、長かったですねぇ。店長、お昼ご飯どうしますか? お弁当でも買ってきましょうか?」
多佳子に聞かれ、どうしようか迷った。
あと一人、細見が残っている。
しかし亜瀬利で神経を消耗したので、インターバルを入れたい。
「外で食べてくるわ。気分転換したくなっちゃた」
「じゃあ細見さんへの電話は?」
「夕方にするわ」
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