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智樹とアヤがデートに出ていった途端、多佳子とハルミは仕事そっちのけで噂話に花を咲かせていた。
「やっぱり破れ鍋に綴じ蓋。若い2人がお似合いよ」
「あら、それじゃあ洋子さんや二郎さんが可哀相よ! 私たちの仕事は“いくつになっても恋愛や結婚は出来る!”っていう夢を与える仕事なのよ?」
「それはそうよね……」
「鍵を握るのはアヤさんよね。年収を取るかルックスを取るか……」
「ううん、私は智樹さんの気持ち次第だと思うわ」
こんなふうに多佳子とハルミのおしゃべりは止まらない。
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