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ボサボサの無造作ヘアで道を歩く男子高校生。彼の名は柿崎速人。青春真っ盛りの思春期高校生。現在高校二年生。
青春真っ盛りとは言うものの、勿論性春は未だにナッシング。
何故か？モテ男が一人でまとめて乱獲してるからだと彼は信じて疑わない。
今日も女子高校生の集う彼の母校ハートフォード・レム学園へと向かう。
元々この学園は女子高だったのだけれど、経営方針を転換して共学に踏み切ったのだとか。
本来彼の学力では合格は難しいはずだったが、共学に経営転換した時のゴタゴタに紛れて入学。
理由は女の子が一杯だから。ちなみに割合的には九割方女子くらいだ。
だけど元来彼は不真面目なだけあって定期考査は四苦八苦。無理矢理物事を為してもその後苦労することを身をもって知った
速人であった。
校庭の隅には桜が咲いている。
ほの薄いピンク。彼としては縞々パンツが好みだが。
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