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そこにいたのは今日転校してきた言伊だった
「あのーどうかした?」
自分もびっくりしたが相手も目を真ん丸にしていた
「いや、俺今日からここに下宿することになってるんだけど…」
「………? そんな事全然聞いてないんだけど」
相手は更に驚いた様子だった
「でもここのおじいさんと話しはついてるはずなんだけど…僕の荷物もついてるはずだし」
っ!朝の荷物のこと?
おじいさん?私は急いでおじいちゃんの部屋に行った
朝ほうり投げた置き手紙が裏なってあった
何か書いてある
追伸
今日からわしの兄弟の孫がここに下宿しにくるでのよろしくたのむ
「……は?……なんでこんな大切な事を裏に書くわけ?」
私はとりあえず中に入ってもらった
「あの…今家族いないんだよね…おじいちゃんが約束したのは分かったんだけど…」
「私一人じゃご飯もろくに作れないんだけど…それでいい?」
言伊は驚いたように言った
「えっ!って事は下宿しても?」
「そりゃーおじいちゃんが約束したんだから仕方ないし」
内心ここで一人は怖かった
「でも酷いな晩飯がみそ汁とご飯はないだろー」
ムッ…だが何も言い返せなかった
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