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(ジ・リリリリリ)目覚まし時計が騒がしく鳴っている。
「うるさい」
手を伸ばし、目覚まし時計を止める、片目で時間を確認する。
『まだ7時か…、もうちょっと寝よ』
目が覚める、時計を見ると8時を少し過ぎたあたりだった。
「やっちゃった…寝坊だ」
急いで階段を駆け降りながら叫んだ
「母ーさん?何で起こしてくれんのん?」
「………」
返信がない
『あれ?どうしたんだろー』
台所に行ったが誰もいない。代わりに机の上に置き手紙が置いてある
「何々?」
真希ちゃんへ
パパと一緒に世界一周に行ってきます。 ちょっとの間帰って来れないけど体に気をつけてね byパパとママより
「えっえ~?何でいきなりー?まぁいきなりなのはいつもの事だけど」
チャイムが鳴る
『誰だろ?こんな朝早くから』
パジャマのまま玄関に向かった
「はーい?どちら様ですか?」
「赤猫引越しセンターですが」
戸惑いながら戸を開ける。そこには見た目20代の男の人達が大きなダンボールを持って立っていた
「お荷物は何処に置けばいいんですか?」
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