黙示録

3/4
前へ
/61ページ
次へ
「――ヤツらだ。ヤツらがのうのうと居を構えておる」 「先ほど帰ったばかりだと言うのに……まったく困ったものだ」 「愚痴などはいい! 早々に穢れを祓ってこい!」 司祭はふん、と息を吐き出すと暗闇に溶け込み消えていった。 「ふっ……俗物め。貴様に言われずともわかっている」 輝き照らすステンドグラスを見上げ、ヨハネは悪態を吐いた。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加