7人が本棚に入れています
本棚に追加
ヤツら――それは異形なる者。
それは人狼であったり、夢魔であったり、魔女であったり――吸血鬼であったり。
中世から永らえてきたその血筋は脈々と流れ続け、世界の隅から隅までどこを探していても異臭は絶えなかった。
「キ……サマァ……!?」
「人狼……成り損ないが。私の手を煩わせるんじゃない」
「許さん……キサマだけは絶対にィイイィイィィィイ――」
夜空に轟く銃声。
断末魔などあげる間もなく異形は事切れた。
「……私はいつだってお前たちを赦した事などないよ」
最初のコメントを投稿しよう!