好きな人が、好きな物

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「あー、何か今朝時計止まってて…  やばい!と思って家飛び出したんだけど、学校来たら誰もいなかった。」 諭は大きく伸びをして、ヘッドフォンを首に下げた。 音楽プレイヤーを手に取り、操作している。 「それ、何聞いてるの?」 芽衣子が、唐突に声を発した。 操作する手を止め、諭が顔を上げた。
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