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―風都―
1人の少女は
地図を見ながら
人の気配が少ない
裏通りを歩く。
「本当にここに
居るのかなぁ~…」
少女は一軒の喫茶店に
たどり着いた。
「この店だ…」
少女は恐る恐る
店の中に入った。
「あの~…」
「いらっしゃいませ~」
「どうも…」
少女は店のマスターに近寄る。
「あの~噂で
ここに来れば…
警察が解決や捜査が
出来ない事件でも
解決が出来って
聞いたんですけど」
「依頼ですか?」
「はい」
「彼なら奥の席に」
「彼?」
少女はマスターに
言われるままに
店の奥の席に行く。
「変なの~」
店の奥の席には新聞で
顔を隠している男が
眠っていた。
少女はまた、
恐る恐る声をかけた。
「すみません~…」
男を目を覚まして
起き上がる。
『おやっさん、
もう閉店の時間か?』
男は少女を
見て気づいた。
「違います…噂で
この店に来れば…
警察が解決や捜査が
出来ない事件でも
解決が出来って
聞いたんで」
『依頼か~』
男は少女の話を
聞く事にした。
『でぇ?どうして、
ここに来たんだい?』
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