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でもそんな言い争いはすぐに終わって
「はい、終わり!中入ろ?」
「ん、そうやな」
二人揃って中に入ろうとした
けど……
「もうじゃれ合いは終わったんやな?」
「「…あ……;;」」
ドアの少し先に仁王立ちをして腕を組み
もう既に八重歯が少し伸びている村上くんがそこに居た
「おはよー亮。
…それにお・お・く・ら!」
「お、おはよ村上くん」
「おおおはようございます」
おっきな声おはようと言った村上くん
でも亮ちゃんには優しくて俺には明らか怒ったおはように
「お前、何かしたん?」
って亮ちゃんが小声で聞いてくるけど
「…わ、分からへん;;」
でもこーゆー時の村上くんはやっぱり凄くて
「なぁーにが分からへんや!!」
「∑ひぃ!!(泣)」
地獄耳なんちゃうって位小さい声で話した今の会話を聞き取ってた村上くん。
それを見て自分が怒られているわけではないと確信した亮ちゃんは
「村上くん、おはよ♪ちょっと中入らせて?」
「おう、中入り?安と丸が居るから」
難なく村上くんの横を通って部屋の中心に行く亮ちゃん
部屋の中心では固まって村上くんの怒りが治まるのを見ている安と丸ちゃんの姿が…
俺もそっち側に行きたかったのに…;;
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