~第2章~王女たちの苦悩

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ミコトは夢を見ていた。 記憶は封じられていたが、魂は無意識に惑星イオに帰りたがっている。 日本ではミコトは異様だ。 幼稚園からも学校からも拒否され、自宅で学習という形態をよぎなくされていた。紫外線に弱く日があるうちは外出もできない。 ミコトは淡く光るペンダントを握りながらウトウトする。 夢に自分と同じ顔の女の子が現れびっくりした。でもうれしかった。 多分 姉妹?なのかもしれないと直感で感じ取れた。 遊びたかったが、ペンダントでの夢うつつはかなりシンドイ。 大事にしていたぬいぐるみを 女の子に渡した。 だって… 女の子はものすごくさみしげな瞳をしていたから… 私も淋しいけど、お母さんがいるし でも…あの女の子はすべてを拒否する孤独を抱えていたから… 大丈夫、きっと会えるよ、ミコト…
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