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ミコトは夢を見ていた。
記憶は封じられていたが、魂は無意識に惑星イオに帰りたがっている。
日本ではミコトは異様だ。
幼稚園からも学校からも拒否され、自宅で学習という形態をよぎなくされていた。紫外線に弱く日があるうちは外出もできない。
ミコトは淡く光るペンダントを握りながらウトウトする。
夢に自分と同じ顔の女の子が現れびっくりした。でもうれしかった。
多分 姉妹?なのかもしれないと直感で感じ取れた。
遊びたかったが、ペンダントでの夢うつつはかなりシンドイ。
大事にしていたぬいぐるみを 女の子に渡した。
だって…
女の子はものすごくさみしげな瞳をしていたから…
私も淋しいけど、お母さんがいるし
でも…あの女の子はすべてを拒否する孤独を抱えていたから…
大丈夫、きっと会えるよ、ミコト…
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