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第三章~出会い~
ミコトは18才になっていた。
この頃になり、唯一の肉親の母が体調を崩して、ミコトは不安な日々を過ごしていた。
母は 社会に受け入れられないミコトの将来を心配していた。
最近は ミカエルさまも来ない。
相談する相手もなく母子は孤独だった。
『お母さん、私のことは心配しないで、早くよくなって…』
あまり感情を出せないミコトだが、母のことになるとかなり慌てるらしい。
実は母は 末期のガンだった。
ミコトには伏せていた。余命わずかなのだ…
しかし、このままではある日突然死にかねない。母はミコトにすべてを話すことにした。
自分の余命がわずかだこと。
ミコトの記憶はミカエルによって封じられていること。
魂は地球の人間じゃないこと。体は地球の人間であること。
双子がある惑星にいるらしい?こと
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