憂鬱

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神器、それは人間や魔物なんかが持つ魔力とは桁外れの力、 神の魔力「神力」が宿る。 その力は凄まじいが、 誰でも使えるわけではない。 道具が持ち主と認めるのだ。 彼、ジャムソン・レイバーは 神器をすでに一つ、持っていた。 「ほら、首。」 「ああ、間違いないね。 これは確かに 『幽霊』ロビンソンの首だ」 「首持ってくるの面倒なんだが、 他にどうにかできないのか?」 「無理さ。僕に言われても尚更」 賞金首を殺した証に、 首を持っていく。 世界政府機関に渡せば、 賞金が貰えると言うわけだ。 「はい、3000万だったね。 またジャムおじさんは高いの とってきたね」 「その呼び名は止めろ。 んで、まだあの情報はないのか? キャッツ、お前本当に情報集めてるのか?」 「失礼な。集めようと思って 集めれるものじゃないのに。 ってか、そっちこそキャッツって呼び方やめてよね! キャンディ・アーツの名前から なんでそんな動物っぽいのが出てくるのさ」 ぷりぷり怒る、キャッツ。 ちなみに女だ。 いわゆる「僕女」と言う奴だろう。 顔といい体型といい、 あまり色気のあるものではない。 つまり背が低くて童顔で、 つるぺたな訳である。 水色の髪はポニーテールにしている。 ちなみに今年で17だ。 対してジャムソンは 身長はあくまで平均より少々大きい程度。 体型も標準。 髪は黒、特別変わったものは持っていない。 彼がバウンティハンターで稼げるのは、ある道具のお陰だ。 神器「ペルソナ」。 仮面の形をしている神器。 その恐るべき力を使い、 賞金首を狩っている。 ニートでも力さえあれば生きていける、それがこの世界だ。
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