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『シュラルガタイガーは厄介ですね、いつも私に突進してくるから』
実は図書館の館長を務める前にも、シュラルガタイガーに追い掛け回された
『あの時は、私が持っていたマタタビ草が原因だったんですよね』
ビィー ビィー
『はい、龍泉です』
「シュルギラタイガーは、どの部分が一番高く売れるんだ?」
『……毛皮ですよ』
「そうか、ありがとな」
シュルギラタイガーは、一筋縄ではいきませんよ
Bの棚の64番とPの棚の89番を入れ替えて、魔法を唱える
『聖なる精霊の御霊の元
風の精霊 シルフよ
ブックマスター 龍泉静が命じる
あなたの能力を見せてください
アーク・クエード!!』
遥か遠くのシュルギラタイガーに向かって、振り下ろされた
微かに聞こえるシュルギラタイガーの雄叫び
『皆さん、無事でいてください』
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