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「理緒!!」
急いで帰宅途中の理緒の足を止めたのはバイトに行く途中の直也だった。
「今忙しい」
「そうかい。それじゃまたな」
「辰也が見つかるかも」
「あ、オイ!」
直也には昔の事を話している。理緒は直也を無視して急いで家に帰りパソコンをつけ翼の館を検索し出てきた一番大きいサイトにアクセスした。
「アダルトサイトかよ」
出て来たのはマニアックが趣味が集結したようなサイト。理緒は問い合わせの所からメールを送る。
「水嶋辰也と言う人を知りませんか?」
理緒にしては真面目に書いた文の問い合わせに5分もしない内に返事が届いた。
「当サイトではユーザー様のプライバシー保護の為その質問にはお答え致しかねます。ご了承ください。」
機械的な返事と返信の早さに理緒は戸惑う。サイト内を見てみるとオーナーの遊佐が普通に雑談している。理緒は「水嶋辰也を知らないか?」と言うスレッドを立てレスを待つ。しばらくするとサイトからメールが届いた。
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