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理緒は買い物を済ませて家に帰る。帰宅すると居間で祖母が横たわっている。
「おばあちゃん?」
電話の受話器が上がったまま苦しそうに胸を抑え横たわっている。
「おばあちゃん大丈夫?今救急車呼ぶからね?」
祖母を励ましながら救急車で病院に向かう。
命には別状ないが祖母は緊急入院する事に。
医者は「精神的ショックで心臓に負担をかけ倒れた。しばらく入院する必要があるが明日には目を覚ますだろう」と言っていた。
病院に泊まる訳には行かず理緒は真夜中の町を歩き家に帰ると家の前に人が立っていた。
「やっと帰って来ましたか」
暗くて良く見えないが声とシルエットで小柄な男と言うだけ分かった。
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