口も聞けぬ少女

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  朝   いつも通り携帯のアラームで起き、化粧して学校に行く。   電車は満員。 通勤中のサラリーマンの臭い息がかかる。 慣れてるので気にはならない。     すると後のリーマンが理緒の尻に手を当てる。 理緒が無言で立って居ると何を勘違いしたか、スカートを捲り下着の中に手を入れて来た。気持ち悪い手つきで触って2駅過ぎてリーマンは満足したように電車を降りる。   リーマンが階段が階段を降りている途中     「出せ。」     嬉しい気持ちを抑えた理緒が目の前に立ちふさがる。     「早く出せ」     逃げようとするリーマンの袖を掴んで     「金だよ。早くしろ。」     リーマンはポッケから財布を出すと理緒は札束だけ抜き取りその場を立ち去る。     「ここ何駅だし」     臨時収入もあったのでこの日は学校をさぼる事に。   適当に出席しとけば卒業出来る学校。 頭は良い方だが近所の頭の悪そうな学校に行っていた。    
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